熱収縮チューブの特徴は?正しい使い方や選び方は?

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熱収縮チューブの特徴は?正しい使い方や選び方は?

熱収縮チューブは、ケーブルの断線防止や釣り竿のグリップの保護など、日常生活には欠かせないパーツです。
電子機器には必ずといって使われるので、修理やカーステレオなどの取り付けなどで、一度は目にしたことがあるでしょう。

生活にとって便利な熱収縮チューブですが「サイズの選び方がわからない」「どんな場所でも使えるのか?」など悩む人も多いのではないでしょうか。
今回は、身近なアイテム「熱収縮チューブ」の特徴や選び方、正しい使い方、注意点などを紹介します。
熱収縮チューブの特徴は?正しい使い方や選び方は?

熱収縮チューブとは?特徴を知ろう

熱収縮チューブとは、熱を加えることで密着した形状に合わせて計上するプラスチック製のチューブです。
チューブの素材は、「フッ素系ポリマー」「シリコンゴム」「塩化ビニール」などが使われていて防水・耐熱・耐薬品・高絶縁性・防食・摩擦保護など、さまざまな働きを兼ね揃えています。
引っ張りや折り曲げといった保護性が強いことから、電化製品はもちろん、自動車や飛行機の電線、医療用カテーテル、ハーネスなどさまざまな場所で活用されています。

熱収縮チューブの種類は?

熱収縮チューブは「一層式」と「2層式」があり、それぞれ特徴が違います。

一層式

一層式の熱収縮チューブは、薄肉・中肉厚・厚肉の3種類あり、配線などの結合部分を保護したり、外部からチューブ内の刺激から守ったりするのが特徴的です。

2層式

2層式は、外側と内側が2層になっており、チューブの中が腐食しないよう保護力に強みがあります。
また、内側には樹脂や接着剤が使われ、熱を加えることで溶けて流れ出る特徴があります。
熱を加えた2層式熱収縮チューブは、防水性や耐腐食性に優れた効果があるので、水回りを使う場所に最適です。

熱収縮チューブの選び方は?

熱収縮チューブを選ぶ時は、必ず取り付け場所のサイズを測ることです。

・外径を確認する(取付物の最大と最小外径)
・厚さを確認(目的に合わせて厚さを決める)
※先端と中間の太さが違う場合は、一番太い場所のサイズを測ってください。

サイズを決める時は「最大外径より収縮前の内径が大きいもの」「最小外径より収縮後の内径が小さいもの」を選びましょう。
ただし、熱収縮チューブの使い方によって、収縮しても密着性が弱まる可能性もあります。
収縮前のチューブは、できるだけ取り付け箇所のサイズに近いものを選びたいところですが、小さなサイズは厚みが薄く、挿入する時に裂けたり時間がかかったりとデメリットがあるので気をつけてください。

熱収縮チューブの正しい使い方

熱収縮チューブは、ドライヤーやヒートガン、専用ドライヤーなどを使って収縮させます。

熱収縮チューブの使い方

1. 熱収縮チューブをカットする
2. 熱収縮チューブに熱を加える

熱を加える時は、必ずチューブの中央から端に向かって収縮させてください。
端から熱を加えてしまうと、内部に空気が溜まり仕上がりに凹凸ができる可能性があります。
熱を加える道具は、ライターやオーブン、ガストーチなどを使う人もいますが、一瞬で高温になるので大変危険です。
熱収縮チューブによって加える熱の温度が違うので、種類に合わせて一定で熱が加わる道具を使いましょう。

装着した熱収縮チューブは取り外せる?

一度装着した熱収縮チューブは、チューブ一方の端へ2cmほど切り込みを入れて、熱を加えることで取り外せます。
手で裂く方法もありますが、チューブを設置した箇所によって力を加えることが難しい場合もあります。

例えば、細い配線へ取り付けた熱収縮チューブを取り外す時、無理に力を入れて裂くと断線する可能性があるでしょう。
熱を加えることで切れ込み部分が裂けるので、力がなくても取り外せますよ。

熱収縮チューブを使う時の注意点

熱収縮チューブは女性でも手順さえ守れば、簡単に使えます。
ですが、間違った取り扱い方をすると、ケガをする危険性があるので十分な注意が必要です。

カットする時は1回で切断する

熱収縮チューブをカットする時は、必ず1回で切断しましょう。
カット面がガタガタしていると、収縮後は鋭い突起となり手で触れるとケガをします。
また、カット面に傷があると熱を加えた時、裂けてしまうケースもあるので気をつけてください。

保管場所に気をつける

熱収縮チューブは熱に弱いため、50℃以上の場所で保管しないようにしてください。
例えば、車の中や外の物置は、日中50℃以上に上昇するケースも珍しくありません。
せっかくのチューブが、直射日光や高温で収縮する可能性があるので注意が必要です。

加熱直後のヤケドに気をつける

チューブを加熱した直後は、大変熱くなっています。
少しずつ温度が下がることで熱収縮チューブが冷え固まり、固定していくのですぐ触れないようにしましょう。
また、チューブだけではなくヒートガンなど使う道具も熱くなっているので、ヤケドしないようにしてください。

まとめ|熱収縮チューブの取り扱いに気をつけよう

熱収縮チューブは、水や腐食、摩擦など、さまざまなことから守る便利なアイテムです。
電子機器から釣具など、製品を外部から保護する役割があり、日常生活でも使う場面が増えています。

熱収縮チューブはサイズや利用する場所で選び方が違い、また使い方を間違えるとケガや失敗に終わってしまい大変危険です。
選び方や使い方などで困った時は、専門業者へ相談することをおすすめします。

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